仕事を休みたいと思いつつ、なかなか休めない…
社会人として働いてきたあなたを含めて、こういう状況に陥った人は多いはずです。
働き方改革が進んでいる昨今ですが、労働政策研究によるアンケートでは、「年次有給休暇の取得について会社が特に目標を定めていない」と答えた人が、34.9%に上っています。
休日出勤、深夜までの残業…これらが続くと、体調を崩すだけでなく、あなたのメンタルヘルスにも大きな影響を及ぼす可能性があります。この記事では、そんな「仕事を休みたいけど休めない」時に考えるべきことを詳しく解説していきます。
仕事を休みたいけど休めない原因と対処法を考える
まずは、休みたいと思っている原因を明確にし、それに対する対処法を考えてみましょう。
原因①:会社やチームの空気感
会社の文化やチームの空気感が、自分が休みにくい理由となっている場合があります。例えば、他のメンバーが休むことがない、休むと評価に影響を及ぼすという風潮があるなど、休むことをためらう環境が存在する場合です。
日本には労働基準法があります。年次の有給休暇を5日以上取得しなければなりません。全く休まない人がいるとすれば、その人のスタンスや会社の取り組みがおかしいと考えるべきです。
あなたが休まないと会社が損害を被ることになります。
まずは、あなた自身の有給休暇の取得の権利を確認しましょう。その上で、上司や人事に相談すべきです。具体的な休み方の提案とともに、休むことが必要な場合にはそれを後押ししてもらえるようにしましょう。
原因②:責任感が強すぎる
あなたの責任感が強すぎるというケースもあります。
自分が休むことで仕事に支障をきたすのではないかと心配になり、休むことができなくなることがあります。真面目で誠実な人柄は、あなたがその組織でポジションを気づいてきた大きな理由かもしれません。
しかし、体調を崩してしまっては仕事にも支障をきたしてしまい、元も子もありません。
一時的に休んでリフレッシュすることで、より良いパフォーマンスを発揮することができるということを理解することが大切です。自分一人の力では限界があることを認識し、適切な休息を取ることが全体のパフォーマンスアップに繋がることを理解しましょう。
原因③:疲労のアラートに気づけていない
「体調を崩していないのでまだ頑張れる」と休まない理由を見つけてしまっている可能性があります。
長時間労働や休みなしの働き方が続くと、自分がどれだけ疲れているのか、体調がどうなのかを自覚することが難しくなることがあります。だからと言って無視していると、大きな病気につながることもあります。
自分がどれだけ疲れているのか、体調がどうなのかをチェックする時間を作ることが重要です。例えば、自己チェックのリストを作成し、毎日の疲れ具合や体調を記録するなどして、自己管理を徹底しましょう。
思いきって時間の使い方を変えるのもありです
無理に働き続けるのではなく、体調が悪いときや疲れているときは休むなど環境を変えることを優先しましょう。自分の体調や心の状態を大切にすることが、長期的に見ても仕事のパフォーマンスに繋がります。
会社や組織の状況によっては、自分が何のために働いているのかを考え直す良い機会とも言えます。
休職をおすすめします
体調を崩してしまう前に、一時的に休職を考えるのも一つの方法です。休職を取ることで、心身共にリフレッシュし、再び仕事に向き合う力を取り戻すことができます。
転職をして環境を変えることも考えてみる
現在の職場の環境が自分の体調やスタンスに合わないと感じる場合、転職を考えてみるのも一つの選択肢です。自分に合った職場環境を見つけることで、仕事のストレスを軽減し、より良い働き方をすることが可能になります。
仕事を休みたいけど休めないという状況は、誰しもが経験することです。しかし、自分の体調や心を大切にし、必要なときには休むことを恐れずに、自分自身を最優先にすることが大切です。
結局、自分自身が一番大切なのです。自分を労わり、自分の体調を最優先に考えることが、仕事でもプライベートでも最高のパフォーマンスを発揮するための最初の一歩となるのです。