思ってもないことを言ってしまう原因。ストレス?不安?状況から考えてみた

生活

この記事を開いた人は、普段、友達を話しているときに、自分が本当に思っていることとは異なる言葉が口から流れ出てしまって悩んだ経験を持っているはず。

また、口には出さずに済んだものの

「思いもかけない言葉が頭に浮かんでびっくりした」

というような人もいるのではないでしょうか。

自己の思考や感情と一致しない発言をしてしまう現象が続いていると、あなたも友人も穏やかではいられません。

ストレスや不安が原因となっているのでしょうか?それとも他にも要因は存在するのでしょうか。

思ってもないことを言ってしまうのはどんな状況?

思ってもないことを言ってしまう状況は様々です。それは会話の中であったり、一人の時間であったり、または特定の場所や状況であったりします。

友達と話している時に急に悪口を言いそうになる

友達と楽しく会話をしている最中に、突如として思ってもいない悪口が口をついて出てしまうことがあります。

その言葉がどこから湧き出てきたのか、自分自身でも理解できない状況です。この結果、会話の流れが急に止まり、気まずさや困惑感が生じることもあります。

テレビを見ていてつい不謹慎なことをが口に出る

また、テレビを視聴している最中に、突然思ってもいない不謹慎な言葉が口をついてしまうこともあります。

一人でテレビを見ている時であれば、自身が自身の発言に驚くだけで済むかもしれませんが、例えば、家族などと一緒にいる場合、不愉快な顔をされたりすることも出てきます。

精神分析学では「錯誤行為」と呼ばれることも

このような現象は、精神分析学では「錯誤行為」として研究されています。

錯誤行為は、無意識の欲求や感情が、言葉や行動として表現される現象を指しています。

自身が普段意図していない行動や発言であり、時には自己の内面に存在する抑圧された感情や欲求が表面化する瞬間でもあります。

思ってもないことを言ってしまう原因

一つの要因として、潜在意識・無意識の中にある思考が言葉をついて出てくるという話は、説得力がありそうですが「じゃあ、実際どうすれば良いのか」という話があります。

思ってないことを言ってしまう状態については、取り組めそうな原因を

それは注意力の散漫から来るものであったり、過去のトラウマから生じるものであったり、あるいは深く物事を考えすぎる性格からくるものであったりします。

注意が散漫で話を上の空で聞いている

注意が散漫で話を上の空で聞いていると、自分が何を言っているのかを正確に理解せずに言葉を発してしまうことがあります。

これは、自分自身が思っていることとは全く異なる内容の発言をしてしまう要因の一つとなります。

思ったことを言ってトラブルになったトラウマで自信がない

また、過去に思ったことをはっきりと言った結果、トラブルになった経験がある人は、自信を失い、思ってもいないことを言ってしまうことがあります。

自分に意見はあるが、それをはっきりという自信がないため、意見と真反対のコメントをしてしまったり、意見が歪んだ形で言葉になってしまう状態です。

この経験が、さらに自己表現に対する不安や恐怖を生んでしまうことがあります。

物事を考えすぎてしまう性格

物事を深く考えることが多い人は、ベースとして物事をあらゆる角度から考える習慣があります。

無数に思いつく言葉を利用して、適切に表現するのが難しく感じられ、思ってもいないことを言ってしまうことがあります。

タンスの中に服がいっぱい詰まっているが、取り出す服を間違える、というような状態です。

自分の内面の複雑さや深さが言葉として表現できず、誤解を生む原因となることがあります。

繊細だと自覚のある人は心配しすぎないことが肝心。大人に相談するのも良し

思ってないことを言ってしまうことに悩む人は、自分自身が繊細であると自覚していることが多いです。自分の感情や反応が他人と異なることに気づき、その違いを心配することも多いでしょう。

しかし、心配しすぎて自己否定に陥ってしまうことは避けるべきです。

先述の通り、トラウマが原因で自分の言葉に自信が無くなってしまうことが、「思いもよらない言葉が口をつく」きっかけとなってしまうためです。

大人に相談することで、自己理解を深め、対策を練ることができます。

信頼できる人に自分の感情や考えを共有することで、思ってもいないことを言ってしまう問題に対する新たな視角や対策を見つけ出すことができるでしょう。