【事例】休職中に遊びに行くのはOK?社会復帰したケースを紹介します

仕事

働いている中で、プライベートな事情(精神的な問題など)で、休職をすることがあります。

休職中は、自分の健康を回復するための時間となります。しかし、その間に遊びに行くことが許されるのか、それが会社や同僚からどう見られるのかについて心配する人も少なくありません。

  • 「休職中に、友達と遊びに行くのはOKなの?」
  • 「休職中に遊びまくると怒られる?」
  • 「休職中の過ごし方がわからないけど、文句を言われることはないの?」

こういった心配があるはずです。

結論、休職中に遊びに行くこと自体は、問題ありません。節度を守って自分の心身の回復に繋がることであればむしろ推奨されるべきです。

この記事では主に

  • 休職中に遊びに行くことが、どうして問題ないのか
  • 会社や同僚からどう見られるのか、心配をどう解消すべきか

などについて、解説します。

休職中に遊びに行くのが心配な理由

休職中の振る舞いについての不安の多くは、「休職が周囲からどう受け取られるか」「自分自身がどう評価されるか」という不安から来ています。

懲戒処分を受けるのが不安

会社によっては、休職中に自由に遊びに行くことが懲戒処分の対象となる場合もあります。これは、会社の厳密な規定や社会的なルールを破ったとき、特に他の従業員に対する不適切な行動があったときに発生します。

大前提として、「休職制度」は法律で定められた制度ではありません。

なので、就業規則の中に、制度として明文化されている場合もあります。

休職期間中、従業員は療養に関する医師の指示を忠実に遵守する等、健康回復の ・主治医への情報ため療養に専念しなければならない。

「職場復帰支援プログラム」構築のためのガイドライン

ただ、こういった文言は、最低限度のマナーについて言及していることがほとんどです。

そもそも、休職中の行動一つ一つがすべて会社によってチェックすることはできません。基本的には、自分の健康を回復するために何をするかは個々に任せられています。

会社の人の妬みが不安

所属している会社が旧態依然とした社風の場合、休職中に遊びに行くと、会社の同僚からの非難を引き起こすこともあります。

その観点で言えば、会社を休んでいること自体に既に妬みなどのネガティブな感情を持つ人もいるかもしれません。会社に所属しているのは生身の人間だからです。

あなたにコントロールできる問題ではなく、休職中のあなたが他人にどう見えるか、という問題と言えます。

休職中に遊びに行って構いません

休職中は、自分自身を大切にし、自分の健康を回復するための時間です。そのため、適度な休息とストレス解消のための娯楽は必要なものです。

他人にどう見えるかという自分のコントロールできない問題に振り回されるのではなく、あなたが自身の健康を最優先に考え、自分自身を大切にすることが重要です

内容が何であれ、あなたの健康の回復につながるのであれば、構わないと言えます

休職期間中の過ごし方に、義務はないから

休職期間中は、あなたがどのように時間を過ごすかについて、法律に基づいた制限・義務はありません。

例外として、あなたが休職期間中に「友達と遊びまくる様子を、無闇やたらに実名のSNSにアップした」というケースがあるとします。

  • このような行為を見つけた同僚への心身に影響を与えることが会社の中で懸念され
  • あなたが会社から注意を受け
  • その会社の就業規程には、休職中の過ごし方について、具体的・明示的に書かれてある

上記の場合は、さすがに多少は節度を保った振る舞いを心がけるのが望ましいです。

休職期間中に趣味の活動をしていることをもって直ちに懲戒処分を行うことは適当でないことが多いと考えられますが、医療者の判断に従わせること、それに基づき、会社秩序の観点で注意指導を行うことは可能です。そのためにも、先ず就業規則上、療養専念義務、必要な場合の主治医への意見聴取、指定医等への受診、逸脱行動の可否を会社の許可制としておくことが重要です。

産業保健職の現場課題 Q1

あなたの主な目的が「心身の健康を回復し、再び同じ会社に復帰できる状態になること」であれば、一般論として、就業規則に留意しておくのはおすすめです。

しかし、繰り返しにはなりますが、あなたがどのように時間を過ごすかについて、法律に基づいた制限・義務はありません

基本的に、休職期間中にどのような活動をするかは、あなた自身が選択することができます。

気のおける友人と遊ぶことが、立派なリハビリだから

気のおけない友人と遊ぶことは、ストレスの解消や社会的なつながりを保つためにも有益です。これは、精神的な健康を維持し、社会復帰をスムーズにするための一部であり、立派なリハビリと言えます。

筆者自身、自分をよく知っている友人との交流が、自分のことをよく理解し、次の機会を検討する上での良いきっかけとなりました

  • どういう場面で筆者がしんどくなったり、苦しくなったりするのか
  • 前向きになれるのか

上記をよく知っている人たちだったので、今後の生き方について、良い助言をもらえることもありました。

合わせて読みたい>>>休職中でも友達に会うのはOK!社会復帰した事例とセットで説明します

余裕があれば、人との接点を持てると良い

休職中に余裕が出てきたら、新たな人との接点を持つことも良いでしょう。新たな環境や人々との出会いは、自分自身をより深く理解し、自分の可能性を広げる機会になります。

休職をきっかけに「転職を検討」するのも、あなたの自由です

休職をきっかけに転職を検討するのも、あなたの自由です。新たな環境で働くことで、あなた自身の健康や時間の使い方が大きく変わります。

筆者は、半年間の休職を経て、結局復職せずに転職をしました。

社員との関係は良好でしたが、働く環境を考える上で、休職期間が、熟考の良い機会となりました。

筆者の転職軸の一部をご紹介します

  • 失敗を経験している役員・経験の豊富なシニアメンバーが多い企業
  • 出社が強制ではなく、フルリモート業務への惜しみない支援が行われている企業

上記のように「環境」の軸を設定して、転職活動に望みました。

おすすめの転職ツール

転職を考えている方のために、おすすめの転職ツールを紹介します。いきなり一気に選考に応募するのは正直ハードルが高かったので、カジュアル面談のお誘いがもらえるツールを駆使しました。

  • 立場を問わず、カジュアルに人と話すことができる
  • 会社の話を聞ける

上記を念頭に置いていました。

SNSを触っており、ライトに転職活動や企業とのやりとりを始めたいなら、信頼で繋がるキャリアSNSの「YOUTRUST」がおすすめです。

知り合いの知り合いなどの繋がりから、関心のある職種のコミュニティに参加することができたり、スカウトの機能もあり、企業からカジュアル面談のお誘いを貰えたりします。

筆者は、YOUTRUSTも駆使してIT企業の転職活動を行っていました。

休職中の過ごし方は人それぞれです。家に引きこもって大人しくしている時間が全てではないですし、逆もまた然りです。

今回、筆者の体験を交えて説明しましたが、かかりつけの精神科医と相談の上、ご自身に合った節度のある生活をされることをおすすめします。

心の安定を取り戻し、良い機会を得られることを祈っています。